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結論
- 新規開拓の役割は「今月の売上」ではなく「1〜2年後の顧客候補を増やすこと」
- 新規が重いのは「どこの誰に・何を・どう売るか」をすべて設計し、認知から始める必要があるから
- どの手段を選んでも、成果を出すには「認知→収集→接触→継続」の流れを先に設計する
このサイトの歩き方|売上を安定させる3ステップ
- ステップ2の入口:売上を増やす順番は「既存→休眠→新規」
- 既存顧客:売上を伸ばす3つの道/休眠顧客:3軸で分類する掘り起こし方
- 新規顧客(この記事はここ・入口)
- ステップ3:実行する(作業手順書はこちら)
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この記事では、以下の内容を解説します。
- 新規開拓の役割と依存リスク
- なぜ新規は重いのか=3つの問い
- 「どう売るか」の手段は2タイプ
- どの手段にも共通する設計原則「認知→収集→接触→継続」
既存と休眠の記事では「すでに接点のある相手」を扱いました。
この記事からは、接点がまだない相手、つまり新規顧客です。
優先順位は最後ですが、将来の売上と会社の安全のために欠かせない活動です。
ただし、始める前に役割の定義を間違えると、ほぼ確実に消耗して終わります。
新規開拓の役割|今月の売上ではなく、将来の候補を増やす
新規開拓の失敗の大半は、「今月の売上」を新規に求めることから始まります。
初対面の相手に受注を迫り、断られ、「やっぱりうちに新規は無理だ」とやめてしまう。
でも、これはやり方の問題ではなく、役割の定義の問題です。
新規営業の主な役割は、将来の顧客候補を増やすことです。
今このタイミングで受注できなくても、定期的に連絡できる相手になれば十分。
相手に今の外注先への不満が生まれたとき、新しい案件が動いたときに、思い出してもらえる位置にいることが勝負です。
そしてもう一つ、新規開拓は会社の保険でもあります。
既存顧客1〜2社で売上の70%以上を占めている場合や、3社以上でもすべて同じ系列・同じ業界の場合、先方が好調なうちは売上も伸びますが、傾いたときには売上の7割が一気に消える可能性があります。
同一業界・系列としか取引できない構造なら、新しい事業・商品・技術の検討と、業界が傾いた場合の備えを考えておく必要があります。
なぜ新規は重いのか|設計すべき「3つの問い」
入口の記事で触れたとおり、既存・休眠は「何を売るか」を考えればよいのに対し、新規では3つの問いをすべて設計する必要があります。
さらに、まず自社を知ってもらう(認知)ところから始めなければなりません。
重いのは当たり前なのです。
この3つは上から順に考えます。
相手が決まらなければ何を売るかは決まらず、何を売るかが決まらなければ手段は選べません。
各問いの詳しい考え方は、上のリンクから順に読めます。
この記事では、多くの社長が真っ先に考えがちな「問い③=手段」について、先に全体像を渡しておきます。
「どう売るか」の手段は2タイプ
新規営業の手段はたくさんありますが、性質で分けると2タイプしかありません。
即効型
テレアポ・飛び込み・チラシ配布・CM・展示会など。
即効性は高いですが、効果はその時限りで、続けるにはそのたびにコストがかかります。
仕組み型
ホームページ・資料配布・メルマガ・YouTubeなど。即効性は低いですが、一度仕組み化すればコストを抑えながら動き続けます。
どちらが優れているという話ではなく、役割が違います。
展示会やECの具体的な活用法は、すでに公開している記事群があります。
▶ 手段の詳しい活用法:展示会を受注につなげる営業の仕組み化【総合】/製造業ECサイト活用シリーズ【総合】
どの手段を選んでも必要な設計|認知→収集→接触→継続
ここがこの記事で一番伝えたいことです。
大事なのは「どの手段を選ぶか」ではありません。
どの手段を選択する場合でも、成果を出すためには「認知→収集→接触→継続」の流れを設計することが不可欠です。
手段だけを実施しても、この流れが設計されていなければ成果は出にくくなります。
たとえばホームページを作っても問い合わせの導線(収集)がなければ見られて終わりですし、展示会で名刺を集めてもフォロー(接触)がなければ受注にはなりません。
手段を検討するときは、必ず「この手段は4つの流れのどこを担うのか、残りは何で補うのか」を先に決めてください。
「理屈はわかった。でも実際に何から始めればいいのか分からない」
そう感じた方のために、3つの問いと4つの流れを1枚で埋める「新規開拓の設計メモ」を無料で配布しています。
完成までは、この後の「最小構成」だけでも今日から始められます。
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設計を全部終えてからでないと、始められないのか?
この記事を読んで「理屈はわかるけど、3つの問いを全部設計してからなんて、いつになるか……」と感じた方もいるかもしれません。
実は、最初から完璧な設計書を作る必要はありません。
必要なのは、手段に飛びつく前に「誰に・何を・どう」を一度紙に書いてみることだけです。
スタート地点として必要なのは、この3つだけです。
最小構成:この3つから始める
理想の顧客を1社分、具体的に書いてみる
業種・規模・どんな困りごとを持っているか
今の顧客に選ばれてきた理由を3つ書く
「何を売るか」の出発点になる
使いたい手段を1つ選び、4つの流れのどこを担うか書く
担えない部分を何で補うかも一言メモ
最初から完璧な新規開拓の仕組みを目指す必要はありません。
まずは「紙に3つ書く」という小さな一歩からでも、手段の選び方は変わり始めます。
役割を定義し直して、新規を作り直した経験
私自身、BtoCの販路を手放してBtoBに振り切ったとき、新規開拓を「誰に・何を・どう売るか」の定義からやり直した経験があります。
あのとき痛感したのは、手段より先に定義を変えない限り、何をやっても同じ結果になるということでした。
その判断の記録はこちらです。
まとめ|新規は種まき。手段の前に流れを設計する
- 新規開拓の役割は「今月の売上」ではなく「1〜2年後の顧客候補づくり」と依存リスクの解消
- 新規が重いのは「どこの誰に・何を・どう売るか」を全部設計し、認知から始めるから
- どの手段を選んでも、先に「認知→収集→接触→継続」の流れを設計する
これで②「売り方を決める」の3つの枝がそろいました。
3つの問いの解説記事はすべて公開しています。迷ったときは、問い①「どこの誰に」から順に確認してください。
このサイトの歩き方|売上を安定させる3ステップ
- ステップ2の入口:売上を増やす順番は「既存→休眠→新規」
- 既存顧客:売上を伸ばす3つの道/休眠顧客:3軸で分類する掘り起こし方
- 新規顧客(この記事・入口)
- ステップ3:実行する(作業手順書はこちら)
売上を仕組みで作る全体地図|この記事の現在地
この記事で手が止まったら、地図の一つ手前の記事へ戻ってみてください。そもそもどの枝に進むか迷ったら、STEP2「売上構成と優先順位」からやり直せます。
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新規開拓の設計シート(PDF・全19ページ)
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- 3つの問いの記入欄(どこの誰に・何を・どう売るか)
- 4つの流れの設計欄(認知・収集・接触・継続を何で担うか)
- 手段の選択欄(即効型/仕組み型の使い分けガイドつき)
- 記入例(架空の製造業1社分)
※開かない場合は、右クリック(スマホは長押し)→「保存」でダウンロードできます。
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